2019年5月29日水曜日

イブステに行ったよ、の長いメモ

「ALIVESTAGE Epsode.1
 Let us go singing as far as we go: the road will be less tedious.
  - 歌いながら歩こうよ -」
 2019/05/15~19@草月ホール

5日間9公演、おつかれさまでした。
気がついたら最終日からもう10日が経過していて、時間の流れの速さに驚いています。
同じ演目をこんなにもたくさん観に行ったのははじめてのことでした。映画でもアニメでもドラマCDでも、こんな短期間に繰り返し摂取するのは記憶のある限りでは初めてでした。
スケステが終わってすぐのイブステ。スケステはスケステで心配事とかたくさんあって、ロスだなーとはっきり自覚しているなかで容赦なく近づいてくるイブステの初日。前5日間はなにも手につかないくらい、ステのことで頭がいっぱいでした。
ツキプロの大本命ユニットが2.5次元になって舞台の上に現れるんだ、と改めて意識したらずっとそわそわしっぱなしでした。
期待はせず、観せられたものをどう受け止めるか。
正直、不安しかありませんでした。ずっとずっと好きだった子たちのあれこれをとうとう視覚的に捉える日が来てしまう。当日幕が上がるそのときまでずっと気が気じゃなくて、寿命縮んだなぁと思うくらいです。

初日初回を観てからも、日々少しずつ変化する細かい部分が気になって落ち着かなかった。結果として、勝手に深読みしてビクビクしていただけだったから、いまじゃすっかり笑い話です。
でも、公演はじまってから突然、上手に移動していたところを下手に移動するようになったのはさすがに驚いちゃうよ!!


そんなこんなでイブステep1の感想とGrowthについて、思ったままに書いていこうと思います。
まとまっていません。個人のメモです。


«8割の満足と2割の悔しさ»
見て、知れて良かったと思わせてくれた現在の彼らの姿。ほんとうに良かった。わたしの好きだったGrowthがそこにいた。
千秋楽(まだ見てないけど)から一週間を経たいまの率直な気持ちです。
理想というか、想像というか……、とにかく違和感のない4人がいました。
昨今、原作シリーズやTwitterでのSSだとどうしてもマイナス方向にしか受け取れなかったのですが、それらをほとんど感じさせない脚本で。
よかった!うれしい!けれど複雑……。そんなふうに自分のなかで目まぐるしく入れ替わる感情をどう処理したら良いのかわからないくらい頭のなかがいっぱいで、うまく吐き出すこともできなくて。
観てよかったし、内容も満足なんだけど、シナリオ以上に選曲に対する悔しさがやっぱり強かった。
なので、全体をとおして「8割の満足と2割の悔しさ」が、イブステep1の私なりの結論です。
初日の時点では数字がまるっと入れ替わっていたけれど、観劇を重ねるうちに五分五分になって、最終的には上記のとおり逆転していました。でもやっぱり悔しさはゼロにはなりませんでした。なるわけないよね、だって、このおはなしは原作でききたかったから。
正直、おはなしの軸になっている衛の「お守りみたいな言葉」である文章についてはやっぱりまだモヤモヤしちゃう。これはこの先、わたしがGrowthを好きでいる以上ずっとずっと消えてなくならない負の感情なんだなと思いました。

それから、ZIX出るよ、って言われたとき、すごく複雑だった。SOARAいないのにZIX…?って。
ただ単にZIXが好きじゃなかったこともあって、ずっと嫌だなぁって思っていました。これはZIXのドラマをきいたうえで、です。念のため。
それなのに今回、めちゃくちゃ株上げてくるじゃないですか…。なんなんですか、って。
満があの場を目撃していなかったら展開は変わっていたかもしれないし、誠がコウくんを誘ってお茶していなければその話をあのタイミングで知ることもなかった。
みんながみんな、ちゃんと役割を担っているおはなしだったと思っているけれど、やっぱりなんかちょっと悔しい…。絶対好きにならないって思ってたのに、根っからの悪い子じゃないって知っているから、やっぱり許しちゃいました。意思弱いなぁ…。
それと、ミュージックステージの選曲はZIXが共演だからネビュラやったのかな、と考えたらとても悪意があるな、と感じました。新曲をやるでもなく、Growthがプロのアーティストとして世に放った2曲目を選曲するなんて…ねぇ。

オリジナルキャラクターのみなさんもとても魅力的でした。
衛さんの幼少期から社会人になるまでの、彼のこれまでの人生のほとんどを知っているひとって、いままで一切出てこなかったじゃないですか。出すなら施設の先生かな?と思っていたけれど、事故を担当してくれた刑事さんでした。

あらすじを最初にみたとき、芸能人の自称親戚とか絶対自称だし、ろくなことにならないじゃん…って思っていたらほんとうにそのとおりで、想像できた展開はまるっと回収してくれたからちょっとほっとしていました。
衛さんが自分から、自称親戚が偽物であることを口にしてくれたとき、心の底から安心しました。同時に、衛さんが今までちゃんと(当然まわりの助けはあったけど)自分のちからで生きてきた〝おとな〟だと再確認できてうれしかった。
自分の意思で動いていて、冷静に状況を把握していて。自分からすべて話すことをしないのは衛さんらしいな、って思ったところだけど、彼なりの考えがあってのことだったから、しっかり説明もしてくれて。リョウくんが「浮世離れしている」って言ったセリフを違和感なく本編中に回収してくれたの、ありがたいなと思いました。


そして、全体をとおしてのキャラクター描写が、ずっと追い求めていた四人そのものでした。
たぶんたくさんのひとが感じているだろうけど、やっぱりいちばん印象的だったのは、リョウくんの衛さんへの思いがあふれ出ていたこと。でも、本人の前ではなかなかその思いの根底にあるものを話してくれない。今回も衛不在の場面だったし。でもああしてコウくんケンくんの2人には話しているんだなとわかってうれしかった。
リョウくんはGrowthが、みんなのことが、そして衛のことがだいすきだって知っていたけど、それを改めてはっきりと描いてくれたことがうれしかったです。
ここ数年……むしろ、二年目からずっと、リョウくんと衛のやりとりにひっかかる部分ばっかりで、いつも「リョウくんってこんな子だったっけ?」と思っていました。
衛も一緒に歌ってオーディションに参加する、って話を最初に提案してくれたのはリョウくんだったから。作曲家・藤村衛を誰よりも好いていると思っていたから。
1stシーズンのドラマパートで感じた桜庭涼太という人物の印象が少しずつ変わっていって、時間をかけて多方面から侵食されて慣らされていくような感じがしていた。いつも当たりが強いし口があまり良くないし。あれをツンデレで済ませるなら笑えない冗談だなって思うくらいもやもやしていました。
だから今回、こうして彼を描写してくれたこと、いまさらと思わないわけじゃないけれど、それでもやっぱり、ありがとうのきもちが強いです。

引っかかったりもやもやしていたのはリョウくんに対してだけのものではなかった。
わたしは衛藤昂輝くんがだいすきなGrowthのオタクなので、コウくんについても辛くて悲しくて悔しいきもちがたくさんあった。
仕事しているところは見られないし、なんでもかんでも甘やかすような人になっているし、どんどん芯のないひとになっているような感覚がしていました。
コウくんに関しては(個人的に)いちばん信頼していたところから裏切られたような状況だったのもあって、イブステを見てようやく「ああ、わたしが好きになったのはこのひとだ」と思えました。
わたしはずっと、「衛藤昂輝は人間だ」と思っているからほんとうに安心した。しっかり自分の考えと感情を言葉にして示してくれた。自分の感情にすら疎いようなところをみせていたひとが、他人(衛)の本質を見抜けなかった第三者に対して怒りを覚えているのをはっきり教えてくれた。これが何よりうれしかった部分かな…。
パン屋の長岡くんと門脇さんに対して融資の提案をするシーンは、1st vol.1の衛さんの身分証チェックのくだりを思い出させてくれました。それに加えて、自分でちゃんと勉強してるんだな、とか、みんながわいわいしているなかで別の視点からものを見ていたんだな、とか。すごい漠然としちゃうけど、ああ……やっぱり好きだなぁ、って思いました。
こっちもこっちで浮世離れしているって言われているけれど、リョウくんの言うとおり、自覚しないままでいいし、そのまま変わらないでいてほしい、コウくんを構成する重要な要素のひとつでした。リョウくんありがとう。その気持ち、わたしも同じです。


«踊りながら歌うGrowthと、Growthのなかでもとくに好きな曲»
Growthは踊りながら歌うユニット。
これは2017年のアニメ化の際にはじめて知ったこと。それまでずっと、ハンドマイクで並んで歌う子たちだとばかり思っていました。
だから、そのときとても驚いたのをよく覚えています。
そして今回、いままで見たことがあったのは「魔法のキズナ」のみ。それ以外は《彼ら》自身のパフォーマンスを見るのははじめてで。
セトリも半分伏せられていた今回、そもそもどの曲をやるのかもわからないまま初日に挑んだわけですが、おどろきと戸惑いと、それから悔しさで心のなかはぐしゃぐしゃでした。
わたしのなかで、長い間、「ライブでやったらどう魅せるんだろう」と何度となく考えた曲が2曲あります。
それが『自由の鳥』と『不死鳥のネビュラ』でした。
なぜかというと、前者は後奏、後者は間奏が印象的とも言える長さのある曲だったから。
考えはじめた当時はまさか全曲通して踊ると思っていなかったので、手振り揃えたりするのかな?程度に考えていたのですが、その答えが今回出ました。……出てしまいました、というのが正しいのかも。
いやー、踊るね、とにかく踊る。4人ないし2人ずつで同じフリをピタリと揃えてだったり、一拍ずらしてだったり。立ち位置もタイミングもきれいで、ネビュラのおおきな鳥が羽ばたいていくところとか、ひとりじゃできないフリもたくさんあって。
4人だから表現できる、4人でGrowthなんだなと改めて実感しました。

上記の二曲が、Growthの曲の中で好きな曲一位と二位だったりします。
自由の鳥がいちばん好きなんですよね。新曲がどれだけ出ても、彼らの一番最初――はじまりのオーディションのために〝歌〟を作りはじめたばかりの衛さんが書いた曲。
物語性が強めだけど、はっきりと彼らのことを書いているのがわかるから、いまでもふとしたときに一曲ループ再生を数日間…とかしています。

ネビュラは本編中、自由の鳥はダンスライブでそれぞれ流れますが、どちらもイントロのない曲。
歌声から始まる曲が好き、というわけではなく偶然なのですが、現実を受け止める心の準備ができない曲を好きになってしまったことをすこーしだけ後悔しました。好きだけど。
ネビュラの間奏って歌にならない詞があるじゃないですか。あの部分があるからどうなるのかな、と思っていましたがもうダンスのソロパートになっててびっくりしました。良い意味で!
衛さん、ジュニア組についていくどころか同じだけ踊っているの、ほんとにほんとにすごいと思います。

と、ここまで書いたところでまとめられなくなってきたので、
追記は各個人と各曲についてぽつぽつ書いています。


2019年5月11日土曜日

S.Q.S 3部作を終えて


※思い浮かんだことを浮かんだ順にあまり考えず書いているので、めちゃくちゃ読みづらいし同じ話をしているかと思います。

まずはスケステEP3お疲れさまでした。来週にはもうEP4先行始まるんですね、早い。
今回は休演日明け二日間と最終日の昼夜公演、計4公演を観劇しました。

EP1を観たあとにブログか何かに書く!と宣言してから一年弱が経ってしまっているのだなぁと思い出しました。EP2のときにも思っていましたが、それどころじゃなかったのもあってずるずると…気づけば当初宣言されていた三部作が完結するまでになっていました。月日の流れって本当に早いですね。

一年前までは、アイドル(ではないらしい)作品の2.5次元コンテンツってどうしたって受け入れられないくらい苦手なものでした。
アイドルというよりは、声優さんが歌ったキャラソンを舞台俳優さんに歌われるのがとにかく受け入れられなくて。重度の声優オタクだったので、好きな作品がミュージカルになるたびにしょぼくれていたんです。
だからスケステも正直最初は戸惑いました。それでも、SQが舞台になることでALIVE舞台化へのカウントダウンが始まったわけで。いきなり大本命を見るような勇気はなくて、だったらSQで耐性をつけたい。そんな気持ちで観にいったのがはじまりです。
(自分でチケット取っていなくて、誘ってもらえて赤青見に行けたので感謝しています)

結果、幕が上がった直後こそ声の違和感はあったのですが、EP1の冒頭のやりとりで既に涙が出てくる始末。シリーズのはじまりを舞台で再現される予想なんてするはずもなく。
ずっと頭のなかで想像することしかできなかった光景が目のまえに広がっている。
もう何年も追いかけている彼らがステージ上でパフォーマンスしている。
その事実だけで泣くにはじゅうぶんだったなと今でも思います。

結局、EP1見たらEP2にも行きたくなって、EP2とEP3は複数回ずつ見るようになっていました。
俳優さんが歌わずにパフォーマンスするっていうコンセプトの時点で私のなかのいちばんのネックが解消されているので、あとはもうずるずると引き込まれて行って、いまに至ります。

EP3千秋楽。
いつもは避ける最後の公演を物は試しと申し込んでみたのは去年末だっけ。
申し込んだ当時は企画の締めくくりになる公演だとあまり意識していなかったような記憶があります。いま思えば「よくやった当時のわたしたち!」なんだけどね。
お芝居本編は当然泣いていたんだけれど、そのお芝居パートが終わって客電が点いた瞬間に、「どうしよう、終わっちゃった」と泣きついちゃって。明るくすっきり、アドリブ入れて終わらせてくれたのに泣いちゃって。
ぜんぜん切替えができないまま休憩も終わっちゃって。
誰の何の曲を聴いても、ダンスをみても涙しか出てこなくて。
楽しいのに悲しい。ずっと泣きそうになりながら、それでも笑顔を向けてくれるSQの面々にボロボロの笑顔を返していた記憶がうすぼんやりと残っています。
悲しくて寂しくても、それでも笑顔にしてくれる彼らはすごいなぁと本当に思います。


EP1~3の現在軸(現実軸のほうがしっくりくる)の彼らは同じ世界を生きて、経験してきた子たちだから、続き物といえば続き物なのかな。アドリブとはいえ、EP3でEP2のときの話入れてくれたりしたし。
EP4はツキステ8幕(ツキ帝)の続きだからEP1~3の記憶は維持していない彼らだけど、8幕の後の話っていうだけでつらくてつらくて泣きたくなるくらい。EP3最終日前日に8幕のTS見たのがよくなかったのかもしれない。見ておいてよかったなとも。
しょーーーーじきEP4はいろんな不安がごちゃまぜになっているけど、話がめちゃくちゃ気になるので絶対行きます、行く。


ツキプロに関しては、最初こそ声優さんから入ったけれど、いつのまにか後続まとめて17人の彼らのほうが好きになっていたので、すんなり受け入れられたのかもしれないです。
わたしに2.5次元舞台の面白さを教えてくれてありがとう。
楽しかったな。もっと観たかったな。次回以降どうなるのかな。
終わっちゃったな。はやく映像見たいな。寂しいな。
そんないろんな感情が千秋楽以降ずっとわたしの中に居座っています。


まとめて吐き出したかったので、つらつら書いたら少しすっきりしました。
笑って終われる舞台っていいよね。


追記は各公演について。なんとなく残っている記憶をおもうままに吐き出します。
順を追って書いて…いくのは記憶力がないので、EP3のことから書いていますが、記事の中ではEP1から並んでいます。EP2の記憶がいちばん薄いですが仕方がないので諦めます。


2019年4月27日土曜日

スーパーツキフレ。2019のおしらせ

気づけば前日夜でした…。
掲題のとおり、スーパーツキフレ。2019での頒布物のお知らせです。
再版仕様につきましては過去の記事を参照ください。

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■新刊
「白と黒の初恋」 サンプル通販(※成人向)
「ハジメテまでの3ステップ」 サンプル通販(※成人向)

■既刊
「はじけて、こぼれる。」 サンプル(※成人向)
「星追い人の幻想曲」 サンプル
「やっぱりきみが好き」 サンプル(※成人向)
「#vacation」 サンプル ※鳴浜じさくさんとの合同誌

おしながきはこちらからどうぞ!

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今回、初の青海展示棟となります。
最寄り駅もいつものビッグサイトとは違い、東京テレポート駅となります。
いらっしゃる方はお気を付けくださいね。

開会直後とお昼すぎ30分程度は留守にするかと思いますが、
それ以外の時はぜひぜひ昂衛トークなどしていただけたら嬉しいです♡
※Twitterにて離席状況はツイートする予定です。

机の上はぜんぶ昂衛!
平成最後の同人イベント、めいっぱい楽しみましょう!

2019年3月17日日曜日

拍手お返事【2019/03/11~03/15】

気づけば〆切目標まであと一ヶ月と迫っています。
一冊目のおはなしを書きながら、うちの昂衛が指輪をわたしてはめるようになるのはずっと先だろうな…と思った次第です。
そんな話になっているかどうかは疑問ですが、新刊一冊目、早ければ来週末にサンプルアップ予定です。もし楽しみにしてくださっている方がいらっしゃいましたら、いましばらくお待ち下さいませ。

追記はWeb拍手でいただきましたコメントのお返事です。
3/2~3/15の期間となります。
お心あたりのある方は続きへどうぞ。

2019年3月5日火曜日

既刊再版についてのお知らせ


気がついたら2月が終わっていました。もう3月も5日になっている……。
時間の流れの速さについていけなくなりつつあります。

さて、拍手コメントで質問がありましたので、お知らせも兼ねてこちらに。


4月28日開催のスーパーツキフレ。にて、昨年11月発行の既刊3種を再版します。
本文修正はなし。装丁につきましては以下のとおりです。


・「はじけて、こぼれる。」→本文レイアウト変更(ページ数変更なし)
・「星追い人の幻想曲」→表紙用紙・スミ一色刷りへ変更
・「やっぱりきみが好き」→表紙用紙変更


個人誌は、上記三冊と当日の新刊(二冊出せたらいいな…!)が机の上に並ぶ予定です。
その他の既刊は現状再版予定はありません。

また、新刊は書店委託を予定、既刊の通販につきましては未定となります。


近くなりましたらお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。
そして、当日はぽけーっとしていると思いますので、昂衛すきなみさまとお話できたらうれしいな~と思っています。

拍手コメント、次からちゃんとお返事します…。
ちなみにすみっコぐらしの推しはとかげです!